30年以上、建設業・電気工事の仕事をしていると、
「これ、現場あるあるだな。」
と思うことがたくさんあります。
今日は少し趣向を変えて、そんな電気工事の現場でよくある“あるある”を書いてみたいと思います。
① 使いたい工具に限って、手元にない
「さっきまでここにあったのに。」
現場ではよくあります。
少し離れた場所に置いてきたり、誰かに貸していたり。
そして探し回った結果、
自分のすぐ近くにあった。
なんてこともあります。
だからこそ、整理整頓や工具を決められた場所に戻すことは大切です。
単純なことですが、積み重なると仕事の効率にかなり影響します。
② 材料が一つ足りない
作業を始めようと思ったら、
「あれがない。」
あと一つあれば終わるのに。
そんな経験も、現場で働いたことのある人なら一度はあるのではないでしょうか。
経験を積んだ人ほど、こうしたことが少なくなります。
それは技術というより、
作業を始める前に、最後まで想像しているから
なのだと思います。
段取りの大切さを感じる瞬間です。
③ 予定通りにいかない
今日はここまで終わらせよう。
そう考えていても、現場では予定通りにいかないことがあります。
急な変更。
他業種との工程調整。
材料の納期。
お客様からの追加要望。
建設現場では、いろいろな人の仕事がつながっているため、予定変更は珍しいことではありません。
そんな時に、
「聞いてないよ。」
で止まるのではなく、
「では、どうしようか。」
と考えられる人が現場では頼りになります。
④ 忙しい時ほど、なぜか仕事が重なる
これも不思議なものです。
少し余裕がある時には何も起きないのに、
忙しい時に限って、
「これもお願いします。」
「こちらも確認してください。」
と仕事が重なります。
緊急対応まで入ってくることもあります。
そんな時ほど、何でも一度に手を付けるのではなく、
優先順位を考えること
が大切になります。
⑤ ベテランは、なぜか必要なものを持っている
若手社員が、
「あれが必要です。」
と言うと、
ベテラン社員の車や工具箱から出てくる。
これも現場ではよくあります。
長年の経験から、
「もしかしたら必要になるかもしれない。」
と想像して準備しているのでしょう。
経験とは、単に施工技術だけではありません。
先を読む力も、経験によって身につく技術の一つ
なのだと思います。
“あるある”の中に仕事の基本がある
こうして考えてみると、
現場の“あるある”は、ただの笑い話ではありません。
工具を探した経験から、整理整頓の大切さを知る。
材料が足りなかった経験から、段取りを覚える。
予定変更から、対応力を身につける。
仕事が重なれば、優先順位を考えるようになる。
失敗したり、困ったりしながら、人は少しずつ仕事を覚えていきます。
私自身、30年以上この仕事をしていますが、
今でも、
「こんなことある?」
と思うことがあります。
現場は毎日同じではありません。
だから大変でもあり、
だから面白い。
今日の「現場あるある」も、数年後には誰かに教えられる経験になっているかもしれません。
そんな一つひとつの経験を積み重ねながら、トップ電工の社員みんなで現場力を高めていきたいと思います。