昨日は、これから工事の計画を進めていく現場の現地調査に伺いました。
現地調査というと、寸法を測ったり、既存設備を確認したり、写真を撮ったりする仕事をイメージするかもしれません。
もちろん、それらも大切です。
ただ、今日改めて感じたのは、
「調査とは、ただ現状を見ることではなく、これから起こることを想像すること」
なのだと思います。
図面と実際の建物に違いはないか。
既存の電気設備はどうなっているか。
新しい配線を通すことができるのか。
施工する時に障害となるものはないか。
他の設備との取り合いは問題ないか。
そして、お客様が何を求めているのか。
現場を歩きながら一つひとつ確認していくと、図面を見ているだけでは分からないことがたくさん見えてきます。
私は30年以上この仕事に携わっていますが、経験を重ねるほど、工事が始まる前の調査の重要性を感じます。
調査の段階で気づけなかったことは、工事が始まってから問題になります。
逆に言えば、
調査で一つ多く気づくことができれば、現場で一つ問題を減らすことができる。
そんな仕事でもあります。
だから私は現地調査に行くと、
「ここに何があるか」だけではなく、
「ここで工事をする時に、何が起こるだろうか」
という目線で見るようにしています。
施工する社員は困らないだろうか。
お客様の業務に影響はないだろうか。
もっと良い施工方法はないだろうか。
小さな違和感をそのままにせず、その場で確認する。
分からなければ写真を撮る。
寸法を測る。
お客様に聞く。
こうした地味な積み重ねが、後の仕事を大きく左右します。
現場では、完成したものや施工技術に目が行きがちです。
しかし、その仕事の品質は、実はもっと前の段階から決まっているのかもしれません。
今日の現場で感じた小さな気づきは、
「良い工事は、良い調査から始まる。」
ということです。
工事が始まってから困らないために。
そして、お客様により良いものを提供するために。
これからも現場に足を運び、自分の目で見て、考えて、一つでも多くのことに気づける調査を大切にしていきたいと思います。