現場に入ると、
まず全体を見渡すようにしています。
この仕事を30年以上続けていると、
不思議なもので、
その現場が順調かどうかが、なんとなく分かるようになります。
もちろん、細かく見ていけばいろいろな要素がありますが、
まず最初に見るのは、とてもシンプルなことです。
それは、
現場全体の整理整頓ができているかどうかです。
材料がきちんとまとめられているか。
通路が確保されているか。
工具が整理されているか。
こういった基本ができている現場は、
ほとんどの場合、仕事も順調に進んでいます。
逆に、整理ができていない現場は、
どこかに無理や無駄が生まれていることが多いです。
電気工事として見るポイントもいくつかあります。
配線が丁寧に施工されているか。
ボード開口が順序よく進められているか。
盤の結線が先行しているか。
仕上げ工程に対して、器具付けが遅れていないか。
こうした部分を見ると、
現場の流れや段取りが見えてきます。
そしてもう一つ、必ず見ることがあります。
それは、
職長の表情や言動です。
現場の雰囲気は、
職長の姿に表れることが多いと感じています。
表情に余裕があるか。
言葉に前向きさがあるか。
周りとのコミュニケーションが取れているか。
そういった様子から、
現場がうまく回っているかどうかが見えてきます。
特別なことをしているわけではありません。
基本がしっかりしているかどうか。
それが、結果として
「良い現場」につながっているのだと思います。
これからも、こうした視点を大切にしながら、
一つひとつの現場を見ていきたいと思います。