2026年6月、トップ電工は新社屋での業務をスタートしました。
新しい事務所、広くなった執務スペース、会議室、社員が休憩できる場所。
以前の事務所と比べると、働く環境は大きく変わりました。
新社屋を見た方からは、立派な建物ですね、と声を掛けていただくこともあります。
もちろん、そう言っていただけることは嬉しく思います。
しかし、私が新社屋をつくろうと考えた理由は、立派な建物を持ちたかったからではありません。
一番の理由は、社員が働きやすく、成長できる環境をつくりたかったからです。
今回は、新社屋の建設に込めた思いについて、お話ししたいと思います。
① 社員が増え、以前の事務所では限界を感じていた
トップ電工は、創業から少しずつ社員が増え、工事の受注も拡大してきました。
会社が成長することは、とてもありがたいことです。
しかし、社員が増えるにつれて、以前の事務所ではさまざまな課題が出てきました。
執務スペースが手狭になる。
会議や打合せの場所が不足する。
社員同士が集まって勉強する場所を確保しにくい。
部署が増える中で、情報共有の方法も見直す必要がありました。
特に私が気になっていたのは、社員が学び、話し合うための場所が十分ではなかったことです。
電気工事会社にとって、現場での仕事はもちろん大切です。
しかし、会社が大きくなっていくためには、現場以外の時間も重要になります。
社員同士で意見を交換する。
施工方法を勉強する。
現場で起きた問題を共有する。
新しい技術について学ぶ。
そうした機会を増やしたいと考えていました。
② 社員教育を、もっと充実させたかった
私は、会社の成長は社員の成長によって生まれるものだと考えています。
どれだけ仕事の依頼が増えても、それに対応できる人材が育たなければ、会社は成長し続けることができません。
特にトップ電工では、新卒採用や未経験者の採用にも取り組んでいます。
入社した社員が、工具の使い方を覚える。
図面を読めるようになる。
施工方法を理解する。
資格を取得する。
そして、将来は職長や施工管理者として活躍する。
そのためには、現場で経験を積むことに加えて、学ぶ機会をつくる必要があります。
新社屋では、会議室などを活用し、CADによる施工図の勉強会や、各部署の技術研修などを実施しています。
現場で経験したことを、社内で振り返って学ぶ。
分からなかったことを質問する。
先輩社員の知識や経験を共有する。
仕事をしながら学べる会社から、会社全体で人を育てる組織へ。
新社屋は、そのための大切な基盤でもあります。
③ 部署を越えたコミュニケーションを増やしたかった
トップ電工には、工事を担当する社員だけでなく、施工管理、弱電工事、土木、CAD、総務、人事など、さまざまな役割を持つ社員がいます。
それぞれが専門性を発揮しながら、一つの会社として仕事を進めています。
しかし、社員数が増え、部署が分かれてくると、意識してコミュニケーションを取らなければ、情報が伝わりにくくなることがあります。
例えば、現場で施工している社員が感じている課題を、CAD担当者が知ること。
施工管理者が考えている工程上の問題を、工事担当者と共有すること。
各部署の意見を出し合い、より良い施工方法を考えること。
こうした機会は、会社全体の仕事の質を高めることにつながります。
新社屋では、定例会議や勉強会、部署間の打合せを行いやすい環境が整いました。
私は、良い会社は、社員同士のコミュニケーションから生まれると思っています。
建物が新しくなっただけで、自然にコミュニケーションが良くなるわけではありません。
大切なのは、その環境をどのように活用するかです。
これからも、部署の垣根を越えて意見を出し合える会社にしていきたいと思っています。
④ 社員が気持ちよく過ごせる場所をつくりたかった
新社屋には、社員が休憩したり、食事をしたりできるスペースも設けています。
3階には食堂や休憩スペースがあり、マッサージチェアなども用意しました。
また、社員の健康や日々の食生活を考え、手軽に野菜などを購入できる福利厚生サービスも導入しています。
こうした設備は、電気工事の施工技術に直接関係するものではありません。
しかし、私は大切なことだと思っています。
仕事をする時間だけが、社員の生活ではありません。
休憩する時間。
同僚と何気ない会話をする時間。
気持ちを切り替える時間。
そうした時間も、働く環境の一部です。
特に建設業は、現場で体を動かす仕事が多く、暑さや寒さの厳しい環境で働くこともあります。
だからこそ、会社に戻った時には、少しでも快適に過ごしてほしい。
社員が大切にされていると感じられる環境を、会社としてつくっていきたい。
そんな思いも、新社屋には込めています。
⑤ 会社の将来を見据えた投資でもある
新社屋の建設には、当然ながら大きな費用が掛かります。
経営者として考えれば、決して小さな判断ではありません。
しかし私は、目先の費用だけで考えるべきではないと思いました。
トップ電工は、これからも社員を増やし、事業を拡大していきたいと考えています。
新潟県内への拠点展開も、その取り組みの一つです。
会社が成長すれば、社員の役割も増えます。
新しい職長が必要になる。
施工管理者が必要になる。
各部署をまとめるリーダーが必要になる。
そして、将来の会社を支える経営人材も必要になります。
そのためには、人を採用するだけでなく、人が育つ仕組みをつくることが欠かせません。
私は、新社屋を単なる建物ではなく、これからのトップ電工を支える人材を育てる場所にしたいと考えています。
建物は完成しましたが、本当の意味での新社屋づくりは、これからだと思っています。
⑥ 「社員の生活の向上」を形にしたかった
トップ電工には、三つの経営理念があります。
「顧客の創造」
「社員の生活の向上」
「社会課題の解決」
この中の一つが、社員の生活の向上です。
私は、社員の生活の向上とは、給与や賞与だけを意味するものではないと思っています。
もちろん、待遇の改善はとても大切です。
しかし、それだけではありません。
安全に働けること。
安心して仕事に取り組めること。
学ぶ機会があること。
困った時に相談できること。
自分の成長を実感できること。
そして、長く働きたいと思えること。
こうしたことも、社員の生活の向上につながると考えています。
新社屋は、この経営理念を具体的な形にした取り組みの一つです。
経営理念は、掲げるだけでは意味がありません。
実際の行動や投資によって、少しずつ形にしていくことが大切です。
私はそう考えています。
⑦ 新しい建物より、大切なのはそこで働く人
新社屋が完成した時、私自身も嬉しく感じました。
しかし、それ以上に嬉しかったのは、社員たちが新しい環境で仕事をしている姿を見ることでした。
会議室で勉強する社員。
部署を越えて打合せをする社員。
休憩スペースで会話する社員。
新しい環境を活用しながら、それぞれが仕事に取り組んでいます。
どれだけ立派な建物をつくっても、そこで働く人が成長しなければ、会社としての価値は高まりません。
反対に、社員一人ひとりが成長し、協力し合うことができれば、その建物は会社にとって大きな財産になります。
私は、会社の価値を決めるのは建物の大きさではなく、そこで働く社員の力だと思っています。
新社屋が、社員の成長や新しい挑戦につながる場所になってくれたら嬉しく思います。
求職者の皆さんへ
これからトップ電工への入社を考えている方には、新社屋の設備だけでなく、その背景にある考え方も知ってほしいと思います。
私たちが目指しているのは、単に新しくてきれいな会社ではありません。
社員が安心して働ける会社。
未経験からでも学び、成長できる会社。
部署や年齢に関係なく、意見を出し合える会社。
そして、会社の成長とともに、社員自身の将来の可能性も広がっていく会社です。
もちろん、まだまだ改善すべきことはあります。
新社屋ができたからといって、すべての課題が解決するわけではありません。
これから社員が増え、事業が広がれば、新しい課題も生まれるでしょう。
しかし、そのたびに働く環境を見直し、より良い会社へと進化させていきたいと思っています。
新社屋をつくった本当の理由。
それは、建物を新しくするためではなく、トップ電工で働く社員の未来を、もっと良いものにしたかったからです。
そして、これから入社する皆さんにも、その環境を活用しながら、自分自身の可能性を広げてほしいと思っています。
新しい社屋で、新しい仲間とともに。
トップ電工のこれからを、一緒につくっていけたら嬉しく思います。