屋根上 太陽光発電の売電

経済産業省は企業が工場や倉庫の屋根に置いた太陽光パネルによる電気を高く買い取る制度を2024年度より開始するとの事。

平地の太陽光より2~3割ほど高く設定して、再生可能エネルギーの普及を促すのが狙い。

現状は出力10KW以上の買取価格は1KWあたり約10円だが、24年度からは屋根置きの区分を新設し、平地と比べて2~3割高い12円程度に設定する見込み。

FIT(固定価格買取制度)は2012年度より開始されましたが、その当時の買取価格は約40円でした。年々買取価格は下がっていっていますので売電をするメリットは薄れています。

また今回の価格を上げる財源は家庭や企業が電気代に上乗せして支払う賦課金で賄う方針ですので、昨今の電気料金の大幅な値上げに加えての支出につながりますのでいかがなものかとの議論もありそうです。

今後の太陽光発電は売電目的のFITよりも自家消費型のほうが経済的メリットは大きい気がしております。

燃料高による電気料金の値上げはしばらくは継続されると予想されます。環境と経済のメリットを兼ね備えている太陽光発電設備の導入が加速していくのだと思います。