人工知能(AI)

日経新聞の記事に「人工知能(AI)を武器に建設業のデジタル化を支えたい」燈(あかり、東京・文京)の取組が紹介されているのが目に留まりました。東京大学出身者のスタートアップ企業との事。

物体の大きさや位置、種類を自動検出する独自アルゴリズムを用い、図面から3Dの建物モデルを素早く作れる技術や大規模言語モデルの開発にも取り組み、利用者がチャットで質問をすると施工方法などを助言する対話型AIも開発とあります。

建設業界を取り巻く環境は非常に厳しい現実があると考えています。少子高齢化もありますが、これまでの3Kのイメージや給与が低いなどの理由から特に若い働き手が年々減っています。また2024年から強化される残業規制もあり、これまでの人員・プロセスでは労働者の働きやすさを解決する事は極めて難しい状況に置かれていると当事者としても自覚をするところです。

経営を預かる側として現在在籍する社員の待遇ややりがいを含めた働きやすさを追求していくと共に、未来を担う働き手の期待に応える為に現在行っている仕事のプロセスをひとつひとつ分解をして、人工知能(AI)や機械化で置き換えできるものと、これまで同様人間の手で行う作業を選別し優先順位をつけて先行投資をしていこうと考えております。

コストリーダーシップ×差別化×集中。この3つの調和が取れている事が競争優位の源泉と考えております。