失敗したけど、結果的に学びになった話

若手の頃、施工図を書いていた時の話です。
今振り返ると、結果的に大きな学びになった失敗がありました。

当時、私はどちらかというと
図面を書くスピードが速いタイプでした。
電気の入力を終えたら、
天伏図やプロット図を機械設備業者さんに渡し、
必要な追記をしてもらう。
その後、修正点をお互いに微調整する。

一見すると、効率が良さそうなやり方です。
実際、その方法でしばらく進めていました。

ですが、時間が経つにつれて、
このやり方は案外うまくいかない
ということが分かってきました。

理由はシンプルです。
現場では、
電気の器具の数が、圧倒的に多いからです。

機械設備側で調整してもらった内容に合わせて、
電気側で再度細かい修正が発生する。
その修正が、また別の器具に影響する。
結果として、
やり取りの回数が増え、手戻りも多くなっていました。

そこで気づいたのが、
多少手間がかかっても、
電気側で機械設備分もまとめて微調整した方が、
結果的に効率が良い
ということでした。

最初は負担が増えるように感じます。
ですが、
・全体を見ながら調整できる
・修正の意図がブレにくい
・やり取りの回数が減る

結果として、
ダイレクトパフォーマンスは圧倒的に高くなる
と実感しました。

若手の頃は、
「早く終わらせること」
「自分の作業を早く進めること」
を重視しがちです。

ですが、
施工図は一人で完結する仕事ではありません。
関係者全体の動きや、
その先の工程まで見据えて進めることが大切です。

この失敗を通して、
部分最適ではなく、全体最適で考えること
の重要性を学びました。

今でも、
「本当にこの進め方が一番効率が良いか?」
と立ち止まって考えるきっかけになっています。

失敗でしたが、
結果的には大きな学びになった経験です。