現場で「助かった」と思った瞬間

現場で仕事をしていると、
「助かった。」
と思う瞬間がたくさんあります。
それは、ものすごく難しい仕事をしてもらった時とは限りません。
むしろ、
ちょっとした気づきや、一歩先の行動に助けられることの方が多い
ように思います。
例えば、作業を始めようとした時に、必要な材料がすでに準備されている。
次の工程を考えて、先に配線や開口を進めてくれている。
現場が忙しくなってきた時に、
「何か手伝うことありますか?」
と声を掛けてくれる。
そんな瞬間です。
一つひとつは小さなことかもしれません。
しかし、現場ではその小さな行動が本当にありがたいものです。
電気工事の現場は、一人だけで完結する仕事ではありません。
職長がいて、先輩がいて、若手がいて、協力会社の皆さんがいる。
さらに建築、設備、内装など、さまざまな業種の方々と協力しながら一つの建物を完成させます。
だからこそ、
自分の仕事だけではなく、周りを見ること
がとても大切です。
私は30年以上この仕事を続けていますが、仕事ができる人ほど、
「自分の仕事は終わりました。」
だけでは終わらないように感じます。
周りを見て、
「次は何が必要だろう。」
「誰か困っていないだろうか。」
「今のうちにやっておいた方がいいことはないだろうか。」
と考えている。
そして、必要な時に自然と手を差し伸べます。
そういう人が一人いるだけで、現場の雰囲気も仕事の進み方も変わります。
そしてもう一つ大切なのは、
助けてもらった時に、きちんと「ありがとう」と伝えること。
だと思います。
仕事だからやって当然。
部下だからやって当然。
そう考えてしまえば、感謝の言葉はなくなってしまいます。
しかし、人は機械ではありません。
自分の行動が誰かの役に立ったと分かれば、また頑張ろうと思えるものです。
「助かったよ。」
「ありがとう。」
その一言が、次の良い行動につながることもあります。
良いチームとは、特別な仕組みだけでできるものではないと思います。
誰かが困っていたら一歩動く。
助けてもらったら感謝を伝える。
そんな小さな行動の積み重ねが、強いチームをつくっていくのではないでしょうか。
トップ電工でも、
「自分の仕事だけやればいい。」
ではなく、
「自分にできることはないか。」
と自然に考えられる人が増えてほしいと思っています。
現場で感じる「助かった」の数が増えるほど、
働きやすい会社になり、
良い仕事ができ、
結果としてお客様にも喜んでいただける。
そんな会社であり続けたいと思います。