最近一番、動きが良かった現場

今月は、稼働している現場をいくつか見て回りました。
どの現場もそれぞれの工程で仕事が進んでいましたが、その中で、
「今日は、この現場の動きがいいな。」
と感じる現場がありました。
長く建設業に携わっていると、現場に入って少し見ただけで、順調に進んでいるかどうかを何となく感じることがあります。
決して、作業している人数が多いからではありません。
皆が忙しそうに走り回っているからでもありません。
むしろ動きの良い現場ほど、どこか落ち着いています。
材料が整理されている。
通路が確保されている。
それぞれが自分の役割を理解している。
次に必要な作業が先回りして進められている。
そして、職長から細かな指示を出さなくても、それぞれが考えて動いている。
今日の現場にも、そんな雰囲気がありました。
「忙しい」と「動きが良い」は違う
現場を見ていて改めて思ったのは、
忙しく動いていることと、現場の動きが良いことは違う
ということです。
材料を探して歩き回る。
次の指示を待つ。
終わった作業をやり直す。
これも人は動いていますが、仕事が前へ進んでいるとは限りません。
反対に、段取りの良い現場では、一人ひとりの動きに無駄が少ない。
だから、見た目にはそれほど慌ただしくなくても、着実に仕事が進んでいきます。
電気工事であれば、
配線が丁寧に進んでいる。
ボード工程に合わせて開口ができている。
盤の結線が先行している。
仕上げ工程に器具付けが遅れずについていっている。
こうしたところを見ると、現場全体の段取りがうまくいっていることが分かります。
良い現場は、一人ではつくれない
そして、今日一番感じたのは、
現場の動きの良さは、チーム全体でつくられるもの
だということです。
職長が少し先の工程を考える。
サブリーダーが職長を支える。
若手が自分にできることを考えて動く。
誰かが遅れていれば自然にフォローする。
そうした一人ひとりの小さな行動が重なって、現場全体の流れになります。
特に職長の表情が穏やかな現場は、順調なことが多いように感じます。
問題がないということではありません。
現場ですから、毎日のように予定変更や課題は発生します。
それでも慌てず、
「では、どうしようか。」
と前向きに考えられている。
その空気は、チームにも伝わります。
今日の良い動きを、次の現場へ
現場視察というと、どうしても問題点を探すことに目が向きます。
もちろん、それも社長として大切な仕事です。
ですが最近は、
「何がうまくいっているのかを見ること」
も同じくらい大切だと思っています。
今日一番動きが良かった現場には、他の現場にも活かせるヒントがたくさんありました。
良い段取り。
整理整頓。
一歩先を考えた行動。
そして、チームの雰囲気。
良い現場のやり方を、その現場だけのものにしない。
会社全体で共有して、次の現場へつなげていく。
そうすることで、トップ電工全体の現場力も少しずつ高くなっていくのだと思います。
今日の現場で改めて感じたこと。
良い現場とは、みんなが忙しく動いている現場ではなく、みんなの仕事が自然につながっている現場。
そんな現場を、一つでも多く増やしていきたいと思います。