安倍総理の辞意表明は日本にとって最大のリスク
本日、安倍総理が辞意を表明されました。
体調不良から起因するもので、安倍総理自身が一番無念と感じているのではないのでしょうか。
まずもって命を大事にして欲しいと思います。
政治を語る立場にはありませんが、安倍総理が残したものは大きいと思います。
最大の功績は経済の絶妙な舵取りだったのではないかと思っています。
アベノミクスと言えば、大規模な金融緩和による市場への大量の資金投入です。
日銀の黒田総裁と歩調を合わせて、株価を意識しながら調整を行ってきました。
半面、社会保障費の増加からサラリーマンの実質賃金が上がらないという副作用も生まれましたが、資本主義とはそういうものかも知れません。
いつの時代も、どんな環境においても富める者は富み、貧する者は貧します。
アベノミクスの経済再生の本丸である観光立国が、コロナウィルスによって根底からぶっ壊されてしまいました。
個人的にはこのことが安倍総理の心労を深めたのではないかと思います。
会社経営も国の舵取りも、基本的に売上げや税収を増やすことがまず第一に考えなければならない事だと思います。
いまの世界の状況はコロナウィルス感染拡大の影響により、観光業や飲食業を始め生活に潤いを与える産業が総崩れをしています。
ましてや日本は東京オリンピックを観光立国の総仕上げ、あるいは起爆剤と考えていました。
国を挙げての経済活動の東京オリンピックが延期、もしくは中止になる可能性もあることは安倍総理でなくても責任者であれば、誰しもが大きく落胆するのではないでしょうか。
私ならとうに心が折れていると思います。
そんな状況でも気丈に政務を全うした安倍総理は本当に尊敬できる総理でした。
国力は、「資金力」「軍事力」「資源」の総合力で判断されます。
この3つが現在抜きんでているのはアメリカでその次は中国となります。
その2国が地球の覇権を争っている訳なのですが、日本はアメリカ寄りの国家です。
トランプ大統領が当選した時の安倍総理の素早い外交行動は、見事を超えて驚きの決断力でした。
次の総理は安倍総理の足跡を踏襲して欲しいですし、ぶれずに政策を進めていって欲しいと思います。
特に外交の方針は貫いて欲しいと思います。
国民の一人としても、次期総理の進む方向性に注視しながら、会社経営の舵取りをしていこうと思います。
今日という日は、日本のターニングポイントになる事は間違いないと思います。