CADデータ制作 省力化ニーズ取り込む
土木管理総合試験所のベトナム子会社「CEラボ」が、CAD(コンピューターを使った設計)データの制作などのアウトソーシング受託を始めた。これまでは土木管理総合試験所の業務の効率化に貢献してきたが、他社の依頼も引き受け人手不足が深刻化する土木業界からの省力化ニーズを取り込む。安い人件費も武器に2025年末には全仕事の3割を他社からの受注業務にする。
これまではCADデータの作成などを現場に出る技術者が自ら担うこともあったが、人手不足への対応で仕事の効率化が求められるなか、単純な作業を切り離す動きが広がっている。アウトソーシング需要を捉えるサービスは他社も提供しているが、ベトナムの人件費の安さを武器に受注を獲得したい考えだ。と日経記事にあります。
弊社も直近でCADオペさんを2名、正社員で入社頂きましたのでなんとなくタイムリーな記事で興味を持ちました。これからの建設業の働き方は分業をして、ひとつひとつの業務を省力化する必要性があると感じていますが、ベトナム人の人件費の安さは武器になるのかなー?と少し違和感を感じたりしました。
コロナ、ロシア・ウクライナ問題で世界はボーダーレスで繋がっている事を、皆さん実感した事と思います。国境を越えて安さを求める時代は終焉し、むしろ待遇を日本人と同水準にし、共に成長し発展する関係を築く事が企業としての真の強さを身に着ける基なのではないかと思います。
弊社においては、業務の分業は進めていきますが採用は正社員を基本とし、男女の区別なく得意分野での能力を社員が発揮できる環境を整えていきたいと改めて感じました。即効性を求めず、少しずつ少しずつ成長変化していければと思います。