週休3日で成果

今週水曜日の日経新聞にアクセンチュア週休3日で成果との記事が目に留まりました。

日本で「週休3日制」を定着させ、生産性を高めるモデルが出始めた。アクセンチュアは2022年に約100人の社員が利用し、制度当初の10倍に増える。人事評価は相対ではなく、時間あたりの達成度にし、チーム指揮者への抜てきもある。かつて「激務で不夜城」との声もあったが、15年から働き方改革で社風を変え、離職率は半減した。世界に先んじて人口が減る日本こそ、多様な人材が活躍する職場づくりの巧拙が問われる。

人的資本が競争力そのもののコンサル業界での取り組みと記事では取り上げられていましたが、建設業も人的資本が競争力という事に変わりはありません。コンサル業界と建設業界はまったく異なる業種に思えますが、意外な共通点があるのだと感じました。

建設業では2024年に今まで猶予されてきた労働時間の上限規制が行われます。その為、民間の工事案件でも現場の週休2日制を取り入れる現場も増えてきました。弊社で請け負わせて頂いている現場でも現時点で2物件が週休2日制となっており、今後も増えていく事になると思います。

建設業は高齢化や若者の就業者減により、人手不足が深刻化している業種です。それは日々身をもって実感しています。

これからの建設業は若者にとって魅力のある条件を提示できない会社は淘汰されていくのだと思います。賃金・休暇・福利厚生・社内の雰囲気・教育環境など課題は多くあります。建設業の週休2日制は目の前の現実としてあり、緩やかにそういう流れになるのは見えてきていますが、週休3日制は工期のある建設業にとりましては業界だけではなく、発注者様の理解も必要となると思います。

弊社の社員は若い世代が多く未来が楽しみなのですが、家族との時間や趣味・休暇なども仕事と同じく大切にして欲しいと考えております。少し先の未来になりますが週休3日に対応できるようDXを推進し、日々生産性を高める努力を重ねて未来に備えたいと思います。