危険物倉庫の増加 防爆電気工事
7月末に竣工引渡しを迎えさせて頂いた危険物倉庫。電気工事を担当し施工をさせて頂きました。EV(電気自動車)用のリチウムイオン電池を一次保管する用途の倉庫でしたが、防爆電気工事となる事から厚鋼電線管や避雷針工事も含め難易度の高い工事となりました。
国内の流れとしては危険物倉庫が増加傾向にあるとの事です。以下、日本経済新聞の記事。
物流・倉庫各社が半導体や電気自動車(EV)の材料を保管する「危険物倉庫」を相次ぎ増やす。山九は延べ床面積ベースで2倍にするほか、セイノーホールディングスは新規参入する。半導体のサプライチェーン(供給網)の見直しやEVの市場成長で、危険物倉庫の需給は逼迫しており、対応を急ぐ。山九は2024年までに約50億円を投じ、危険物倉庫の延べ床面積を23年3月末時点の2倍強にあたる2万6800平方メートルに増やす。
セイノーHDは23年春に「オートモーティブ・バッテリー物流事業部」を設置し、リチウムイオン電池関連の物流網の整備を進める。23年末〜24年末に神奈川県内に計4000平方メートルの危険物倉庫4棟を設ける計画。既存倉庫の一部転換などで、危険物倉庫を全国展開し、リチウムイオン電池の回収にも対応する方針だ。
国土交通省の「倉庫統計季報」によると、危険物倉庫の面積は22年6月時点で70万4000平方メートルと10年間で1.6倍に増えた。「今後も半導体などの電子材料や医薬品、化粧品などで高い需要が見込まれる」(山九)
経済の大きなうねりの中での建設業・電気工事の重要性はますます高まるばかりだと感じさせられます。発注者様へ感謝すると共にご協力頂いた業者様や無事故で現場をやりきった社員さんにも感謝の気持ちが、記事を読んでいて改めて強く感じさせて頂きました。