社会課題への融資、25%増
日本政策金融公庫によると、2023年4~9月に「社会的課題の解決を目的とする事業者」向けに融資した実績は前年同期比25.8%増の5271件だった。実績を年代別でみると、30代以下の若年層が最多の31.6%を占めた。と日経記事にあります。
社会課題とは、社会における問題のことで、さまざまな面での格差や不平等、矛盾などがおもな原因です。関心の高い社会課題としては、少子高齢化 ・人口減少 ・未婚化・晩婚化 ・空き家 ・買い物難民 ・社会インフラの老朽化 ・介護離職・老老介護 ・社会保障費の増大 ・貧困 ・ハラスメント・ジェンダー不平等 ・待機児童 ・いじめ ・異常気象 ・フードロス(食品ロス) ・食料自給率 などがありますが、どれも身近な問題ばかりです。
近年は、「SDGs(持続可能な開発目標)」が採択されたこともあり、その背景にある社会課題にも注目が集まるようになりました。
弊社も昨年SDGs宣言書を策定致しましたが、その中に「子育て世帯や様々な家庭事情がある事を理解し、柔軟な働き方を許容・提案する事により社員満足度の向上に努め、建設業界の労働人口増加に寄与していく事を目指します」を重要視しております。
建設業における社会課題の重要なテーマは人手不足と認識していますが、社会課題を解決する根本的な重要要素は「人」であり、企業は魅力ある待遇・夢の持てる仕事・成長を実感できる環境を作り、より多くの雇用を産める事が社会課題の解決をできる条件なのだと思います。
難しいテーマではありますが、難しい事に挑戦する事しか進歩は無いとも思います。