ニーズ変化、対応力を評価

株式市場で需要の変化に柔軟に対応できる銘柄が脚光を浴びている。国内外の投資環境に不透明感があるなか、培ってきた技術力などをいかして利益を稼ぐ力が重要なためだ。相場全体が歴史的な高値圏にあることも、目利き力の重要性を増している。と日経記事にあります。

JVCケンウッドは2008年にケンウッドと日本ビクターが統合して生まれた。両社の主力の音響関連や車載製品の相乗効果を狙ったが、競争の激化で低迷し、統合当初は3期連続で最終赤字を計上した。その後も収益が伸び悩む中、23年に「競合が非常に限定的で、中長期的に利益創出のドライバーになり得る」(江口祥一郎社長)として、旧ケンウッドの祖業だった無線システムに経営資源を集中した。

シャッター大手の三和ホールディングス(HD)は30年ほど前から積極的に海外展開し、「建材は内需型産業」という常識をいち早く打ち破った企業で知られる。M&A(合併・買収)を軸に市場を開拓し、売り上げの6割弱を北米と欧州、アジアで稼ぐ。株価は今月17日に上場来高値を更新した。

「カンロ飴(あめ)」で知られる老舗企業のカンロの株価も急騰した。「ピュレグミ」などの緻密なマーケティングで「Z世代」の心をつかみ、連続最高益の見通しだ。

コナミグループは21年に主力サッカーゲーム「ウイニングイレブン」を「eFootball(イーフットボール)」と改名し、国内外で売り上げを伸ばす。7月に入り、24年ぶりに上場来高値を更新した。

どんなビジネスでも起こりうる事ですが、同じ業界だから一様に好景気でも不景気でも無い事は往々にしてあります。顧客のニーズと、これからの時代は働く社員のニーズを掴む事が企業発展の重要な要素となってくると考えております。