スマホ視聴の「3分ドラマ」、ドコモも制作

1話3分程度の縦型ショートドラマの人気が若者の間で広がっている。すき間の時間にスマートフォンで泥沼恋愛ドラマなどを手軽に楽しめることが、若者のタイムパフォーマンス(タイパ)志向をとらえる。海外で先行し、2031年には世界11兆円市場との予測もある。スタートアップのほか、NTTドコモなど大手企業も参入し、群雄割拠の様相を見せる。と日経記事にあります。
縦型ショートドラマは1話あたり3分程度で、数十話続いてストーリーが完結する作品が多い。30分から1時間程度の一般的なテレビドラマと比べて、移動の合間など「スキマ時間」に手軽にスマホで視聴できる。タイパを重視するZ世代といった若者層の支持を集めている。

テレビドラマは薄型テレビなどに合わせた横長の画角だが、ショートドラマはスマホの視聴に適した縦型だ。動画共有アプリ「TikTok」などで縦型のショート動画に慣れ親しんだ若者に受け入れられやすくなっている。若者の消費行動に詳しいSHIBUYA109 lab.の長田麻衣所長は「結末まで見なくても楽しめるショートドラマの独自性が、若者のタイパ志向をとらえている」と分析する。
ファニーディーでは、復讐(ふくしゅう)や泥沼恋愛をテーマにした作品が並ぶ。一般的なドラマでは視聴後の余韻を残すシーンも重要だが、ショートドラマでは視聴者が続きの話を見たくなる「爪痕」が欠かせない。ミントの駒場舜チーフプロデューサーは「短い時間で場面を切り替えたり、タイトルも工夫したりしている」と語る。

ショートドラマが、ビジネスモデルの手本とするのが縦読み漫画「ウェブトゥーン」だ。漫画を1話単位で公開して課金する。ゴッコやファニーディーも冒頭の複数話を無料公開し、その後に1話ずつ課金している。収益の安定には、お金を払う視聴者をどれだけ集められるかが重要となる。エモルは3月から100カ国・地域でドラマを配信し、世界で視聴者獲得をめざす。アプリ各社が将来のビジネスとして据えるのが映画化や長編ドラマ化、グッズ販売などIPを活用した収益の拡大だ。海外市場を見据えたコンテンツの制作力が生き残りを左右する。

電気工事とは一見関係の無いような記事でしたが、例えばトップ電工の創業物語や現場の着工から竣工までの事など、案外と地味なテーマでもその中にはドラマになる場面は多々あるものです。現代はマスを捉える時代でなく「刺さる人には刺さる」そんなコンテンツで十分と思います。そんな事を考えさせられる記事でした。