新潟地盤のアクシアル、長野県内で集中出店

新潟県を地盤に食品スーパー「原信」などを展開するアクシアルリテイリングは、長野県内に集中して出店するドミナント戦略を進める。同社の原和彦社長兼最高経営責任者(CEO)が日本経済新聞のインタビューに応じ、長野市内に物流センターを設けて今後県内に新たに10店舗ほどを出店する方針を明らかにした。目標に掲げる200店舗体制の実現に向け、まずは長野商圏を開拓する。と日経記事にあります。
同社が長野市内に新たに設ける物流センターは、長野県内の取引先の施設を間借りして、アクシアルの物流センターとして使用する。2026年3月期末の稼働を予定し、レトルトカレーなど常温度帯の商品から取り扱いを始める。順次施設も拡張して将来はチルド(冷蔵)商品も扱う予定だ。アクシアルは物流センターから車でおおむね2時間の距離を商圏と考えて出店計画を立てている。従来、長野県内の店舗には新潟県の長岡や上越の物流センターから商品を運んでいた。長野市内に拠点を設けて、長野県内での出店数の拡大やさらなる広域エリアへの進出にもつなげる。

現在、長野県内は6店舗の体制だが、新たな拠点を設けることでさらに10店舗ほど増やす。原社長は「自前の物流センターを持ちたい」とし、将来は間借り施設での物流拠点ではなく、自社で拠点を整備することも検討しているという。アクシアル全体では25年3月期の店舗売上高は計130店舗で2778億円(1店舗平均で21億円)だった。長野県内に限ると計6店舗で170億円(1店舗平均で28億円)と全体平均よりも好調だ。
同社は200店舗体制を目標に掲げているが、新潟県の人口減少率は全国の総人口の減少率を上回っているなど出店数を県内だけで増やすには限界もある。県外への出店戦略を着実に進め、さらなる業績拡大を目指す。

トップ電工も2026年より営業拠点を増やす事を考えておりまして刺激を受ける記事の内容でした。スーパーは物流が肝のようですが、電気工事は会社の仕組みと人材が肝と考えております。粛々と準備を進めたいと思います。