味の嗜好、データで可視化

先日、日経新聞で目に留まった記事のご紹介です。人の味の好みを科学的に解明する動きが活発だ。地域別にデータを分析したところ、塩辛い味の保存食が普及する北日本は甘味も人気で、甘いしょうゆが根づく南日本では苦味も支持されることなどが分かった。年齢別や性別の好みも可視化した。「味覚のデジタル化」により、パーソナル化を含めた商品開発や販売手法の裾野が広がりそうだ。とあります。

まず全国を6地域に分けて傾向を探った。基本5味である甘味、塩味、酸味、苦味、うま味について、全国平均を100として指数化した。

地域によっての味の嗜好性の違いは興味深いものがあると思いました。新潟県は関東・甲信越に属しますが、酸味が平均値以上で苦みやうま味は平均値以下との結果が出ています。食を取り扱う企業にとってこのデータを活用し商品開発をすると、ヒットの近道になるような気が致します。

まずお客様の嗜好性を知るという事は、どの産業でも必須の研究課題だと感じました。