ニトリに学ぶ採用活動

現在、弊社では弱電工事の技術者と併せて電工(強電)の採用活動を積極的に行わせて頂いております。弊社が採用活動の主戦場としている媒体は、リクルートさんに全面的にお願いし、ケースバイケースで選択をして頂いております。お陰様で30名近い応募があり、さまざまな観点から人選をさせて頂いております。求職者さん全ての要望に応えられず、不採用とさせて頂く方のほうが多い事は申し訳なく感じたりしております。

以下、日経新聞の記事抜粋

ニトリが2024年3月卒業予定の大学生・大学院生の就職希望企業調査(日本経済新聞社とマイナビ)で、文系総合の人気ランキング首位に輝いた。小売業がトップに立つのは異例で、似鳥昭雄会長の「人気取り」への執念が実を結んだかたちだ。

7、8年前か、同社を訪ねると複数の就職雑誌を広げる似鳥氏の姿があった。「もっと人気を上げないとね」とスタッフと方策を練っていた。当時は30~50位前後。表面的な行動だと感じたが、人気取りは重要な意味を帯びてくる。ここ数年でランキング下位の企業は人材獲得で大きく後れを取るようになった。先日、ランキングにこだわった理由を聞くと「動物的勘かな」と笑い、「流通産業の地位を上げて金融や商社と並べられるようにしないと人材が集まらない」と話した。

人気の理由は、生産性や給与水準が業界平均より高いこともある。さらに大事なのは、逆算の経営スタンスだ。人気トップを目標に学生の気質やニーズを探り続けた。若い世代を引きつけるのは夢と希望、そして使命感や給料だ。しっかり稼ぎ、人材に還元できる企業こそが次世代に進む。

とあります。

日本を代表する企業のニトリでさえ、経営トップが人材採用に知恵を絞っているのですから、人手不足を嘆く中小企業の経営者はそれ以上の知恵と工夫をしていかなければ事業の継続性も危うい時代に入っているのだと思います。