日経平均株価 約34年ぶりの一時3万5000円台

1月11日の東京株式市場で日経平均株価は4日続伸し、前日比608円高の3万5049円で終えました。終値として3万5000円台をつけるのは1990年2月以来、33年11カ月ぶりとの事でバブル経済崩壊後の高値を3日連続で更新しました。資本効率の改善に向けた東京証券取引所の取り組みなどもあり、日本株を有望とみた海外勢からの買いが入っているとの分析もあります。

今後の更なる株価上昇は個人投資家の動向にもよるとの分析もあります。個人は逆張り志向が強く、高値をつけると売りに回りやすいという特徴もあります。20224年1月より少額投資非課税制度(NISA)が拡充されました。20〜30代は成人後の大半が13年以降の株高局面で、株式投資に前向きな特徴があると言われております。その世代は将来の社会保障への不安が高まるなかでNISAなどを活用しながら資産を積み上げているというデータもあります。

勤務先での仕事も全力投球しつつ、楽しく賢く資産形成を行うのがこれからの人生設計には必要な事だと思います。中小企業の中ではこの株高について、まったく実感無しという声もありそうですが、何がしかの意味を見出せるのではないかと思います。日本は金融緩和を継続していますし、自社株買いなど資本効率を高めつつ、株主還元への姿勢を強めています。そういう企業が投資家から選ばれていく訳でありまして、その姿勢は中小企業にも当てはまるのではないかと考えたりしております。

正しいか正しくないかではなく、そーゆー風に思いを巡らせてみるだけでも未来への考察が深まるような気が致します。