優秀なら年俸10億円

2024年の新年度4月の賃上げ及び給与改定に向けて準備を進めております。社労士の先生にご相談をさせて頂きながら慎重に進めておりますが、弊社は年俸制を採用したいと考えております。生産性を高める努力をしながら、社員の皆さんにとって機会の不公平感が無く、賃上げを実現するには年俸制が最適なのかなとの結論に至っております。

ファーストリテイリング柳井社長は、かねて日本企業の賃金水準の低さを指摘しています。ファストリは3月、国内従業員の給与を最大4割上げ、10月には中国でもユニクロの販売員を対象に賃上げしました。国際競争力向上に向けた待遇改善をどう進めますかの問いに、

「24年春以降も世界で賃上げを継続する。人材抜てきと高額報酬についてはバンバンやっていきたい。経営トップからパート・アルバイトに至るまで人材の質を高めることが一番の経営戦略。そのためには賃上げが不可欠だ」

「欧米の最低賃金は時給で約20ドル(約3000円)だが、それでも人が足りない。中間管理職や上級管理職は日本の3~5倍の給料で、経営トップなら日本の10倍はもらっている。現状の日本の給料で、どうしていい人材が採用できるのか。2~3%ほどの賃上げでは状況は変わらない。本当に優秀なら10億円の年俸を出してもいい。そうしないと国際競争に勝てない」

とあります。企業規模に大きすぎる差はありますが、まったく100%同感です。

高い給与→社員のモチベーションUP→顧客への親切な対応→顧客に選ばれる企業→売上・利益UP→更に高い給与の好循環が生まれるのだと考えております。