高卒新入社員、連携で見守れ

大学新卒者と比較して、高校新卒者の3年以内離職率が高止まりしている。厚生労働省が発表した2020年3月卒のデータによると、大卒32%に対して、高卒37%と、大卒と高卒では依然として約5%の開きがある。私は高卒入社者を迎え入れる企業に対して、高校との連携で早期離職を防ぐことを勧めている。と日経コラムに目が留まりました。

具体的には企業側は迎え入れた高卒入社者の不調や離職の兆しを感じ取った際に、企業だけで問題解決を模索するのではなく、該当入社者の特徴や傾向を把握しているであろう母校に協力を求める。高校と企業が連携して、高卒入社者の定着をサポートしていくというものだ。

実際に、ある企業では高卒1年目の女性社員のモチベーションが著しく低下していた際に、企業が該当社員の母校と連携をとり、その社員をよく知る部活の顧問である恩師から心温まる応援ビデオメッセージをもらったという事例がある。

就職で地元を離れ、一人暮らしをはじめて数カ月だった彼女は職場外の不安も重なり、精神的に不安定になっていた時期でもあったのだろう。恩師からのビデオメッセージを見た彼女は涙を流し、恩師からのエールに息を吹き返したかのように業務にまい進する姿を目の当たりにしたことがある。

高卒新入社員を迎え入れたばかりの時には、企業よりも母校の進路指導教員や元担任、部活動の顧問といった恩師の方が、企業側よりもはるかにその社員をよく理解していることがある。企業側は迎え入れた高卒入社者の不調や離職の兆しを感じ取った際には、積極的に高校側への助言や協力を求め、高校側も卒業生の就職先での定着をサポートするために企業と積極的に連携をとってほしい。とあります。

弊社も2025年度より高卒新入社員を採用する計画が進んでおります。学生から社会に慣れるまでのメンタルを支えられるよう、教育プログラムを無理のない計画で進めると同時に、仕事よりもまず社会に慣れていく事。案外社会はそう厳しいものでもない事を理解して頂き、不安から希望へと転換するお手伝いができたらと思います。