イオンモール、26年ぶり出店ゼロ

イオンが「イオンモール」の国内出店を取りやめる。予定していた案件を2025年度以降に先送りし、24年度の新規開業は26年ぶりにゼロとなる見通し。建設業界の人手が不足し、資材も高騰するなか、採算がとれないと判断した。と日経記事にあります。

24年度は「イオンモール須坂」(長野県須坂市)を春に開業予定だったが、25年秋に延期した。24年3月に着工した「同仙台雨宮」(仙台市)も開業は25年秋にずれ込む。いずれも資材高騰や建設業界の人手不足を理由としている。

建設業界では、半導体世界大手の台湾積体電路製造(TSMC)の新工場(熊本県菊陽町)や25年国際博覧会(大阪・関西万博)など各地で大型プロジェクトが進む。24年4月からは残業時間の上限規制が適用され、人手不足が深刻だ。

帝国データバンクによると、建設業で正社員が不足していると回答した企業は4月時点で68%に達した。労務費の指標となる公共工事設計労務単価は12年と比べ75%上昇した。資材価格や土地の取得コストも上がった。イオンモールは当面、投資を改装に振り向け、既存施設の売り上げを底上げする。24年度の改装投資に200億円と前年度の2.5倍を投じる。

人手不足、資材高は弊社においても深刻な課題と受け止めております。会社員の生活も賃金UP率に追いつかない程のさまざまな商品やサービスの値上げがあり、実質賃金は下がったままとの統計もあります。難しい時代に突入しておりますが、知恵とアイディアでチャンスに転換して飛躍のきっかけを掴みたいと思います。