高校生の就活開始 人手不足で「金の卵」争奪戦

2025年春に卒業する高校生の採用活動が1日、本格的にスタートした。人手不足が顕著になる中、高卒後に就職を希望する人は減り続け、25年春卒業生の有効求人倍率は過去最高水準になる見通し。各社は令和の「金の卵」の確保に向け、職場見学の内容や入社後の教育体制を充実させるなどして競い合う。と日経記事にあります。

三菱重工業は製造工程や品質保証を担う人材確保に向け、24年卒比9割増の255人の採用を計画する。山九は同5割増の250人の採用を目指す。従来は工場メンテナンスなどを担った。村田製作所は高専などと併せて45人増の約400人を採用する見込み。

佐川急便は今年度に高校生向けの職場見学会を初開催する。ビジネスモデルへの理解を深めてもらう。入社後の離職防止では従業員のコンディションを事前把握するツールを活用する予定だ。

即戦力人材となる高卒者への期待が高まる一方、卒業後すぐ就職を希望する高校生は減った。文部科学省によると24年3月卒の高校生で就職希望者は約13万人と5年で約6万人減。競争は厳しく求人倍率は3.98倍と過去最高を記録した。とあります。

弊社においても来週朱鷺メッセにて行われる高校生就職合同説明会へ初めて参加させて頂きますが、同世代の娘を持つ親の立場として複雑な思いもあります。高校生はある意味でまだまだ子供ですので、戦力というよりはまず社会に慣れていく段階なのではないかと思います。希望と期待と不安が複雑に絡み合う心境なのではないかと思いますので、無限大の可能性のある若者の職業選択のミスマッチにはならない様に、親の気持ちで説明責任を果たしていきたいと思います。