JR四国 運転士不足で減便

JR四国は2日、ダイヤ改正を9月29日に実施し、普通列車17本の運転を取りやめると発表した。それ以外に5本は一部区間の運転を取りやめる。利用者数が新型コロナウイルス禍前の水準に回復せず乗務員も不足しているためとしている。と日経記事にあります。

「給料が安いにもかかわらず、会社に3連泊することもあった」この春、JR四国を退職した20代男性が振り返る。在職中の年収は約340万円。同僚にも離職者が多く、人生設計を考えると厳しいと考えた。中途入社した関東の鉄道会社ではボーナスが倍増。「残業が少なく、今の方が断然良い」と話す。

同社の鉄道輸送人員はコロナ禍前に比べ定期券利用が9割、定期外利用が8割の水準にとどまる。採用人数についても計画に届かず、乗務員の養成・確保が難しくなっているという。「他社との競争で当社を選択してもらえない情勢」(運輸課担当者)が続く。

新潟からは遠い印象の四国でこんな状況が起こっている事に少し驚きましたが、人手不足の問題解決は非常に時間がかかるのではないかと思います。給与や待遇を改善する背景には、乗客を増やす施策を考える事が第一にあると思いますが、四国の人口は年々減っているようです。

人口を増やす施策として、観光や住みやすさ(移住)などがあると思いますが、それを受け入れる大きなうねりを官民で作り出していかなければならないと思います。いつの時代でも考え方の違う市民・県民をまとめるリーダーの常識力と革新性が問われていると思いますし、過去の蓄積が現在の結果となりますので、一日一日を少しでも進歩改善させていかなければ自治体においても企業においても、明るい未来はないと感じさせて頂いた記事でした。