PayPay経済圏、デジタル給与で法人囲い込み

スマートフォン決済のPayPayは給与をデジタルマネーで払う事業に参入するのを機に法人事業へ本格進出する。中小企業に狙いを定め、労務管理ソフト「勘定奉行」を手掛けるオービックビジネスカンサルタント(OBC)と提携した。手数料無料で契約企業を囲い込み、法人でも融資やサービスを通じた経済圏作りを目指す。と日経記事にあります。

デジタルマネーの給与振り込みは契約企業との距離を縮める工夫を凝らした。

具体的にはPayPayが契約した従業員用のバーチャル口座をPayPay銀行に作ることで、従業員が新たにユーザーIDや電話番号を登録しないで済む仕組みだ。それぞれの企業がシステム対応する必要もなく、事務負担を省略できる。

従業員は自分のスマートフォンのアプリに給与が振り込まれるが、自ら口座を開設する必要はない。振込用に付された口座を通じて、企業から給与を受け取ったPayPay銀行が自動的に振り込む。

PayPayが銀行口座を使って内部管理を肩代わりするため、金融機関同士で送金する必要もない。本来なら金融機関間でかかっていた手数料が不要になる。デジタル給与振り込みでなるべく手間もコストもかからないようにするのは、未開拓の法人顧客を開拓するためだ。

便利な世の中になっていきますねー。早速弊社の経理担当者へ情報共有をさせて頂きました。サービス開始と共に、社員さんへ要望を聞きデジタル給与を取り入れていきたいと思います。