日本車襲う中国EVの波 タイで消えゆくエンジン音
「アジアのデトロイト」と称されるタイ。日本車のシェアが9割に達していた同市場で中国自動車メーカーの勢いがとまらない。比亜迪(BYD)など20を超える中国ブランドが進出し、日本勢のシェアは2年で76%まで低下した。車産業の人材の流れも大きく変わり、日系ディーラーの販売店では中国勢への移籍が急増。タイ東部で稼働したBYDの工場ではかつて日系自動車大手で技術を培った人材が働く。と日経記事にあります。
日本の自動車産業にとって東南アジアは北米や中国に比べて優先順位が低いながらも競合が少なく高いシェアを維持できていた市場だった。ただ、中国勢の登場で状況は一変した。BYDはタイ東部ラヨーンに2024年7月、中国国外で初となる本格的な乗用車工場を稼働させた。25年末にタイでの生産から撤退するスズキの工場に勤めていたBYD女性従業員は「給料が倍になった」と打ち明ける。
トヨタタイ法人のウティンコ元副社長も23年、長城汽車タイ法人の副社長に就任した。長城汽車のパーカー・シー社長は「トヨタ生産方式を学ぶやめにウティンコ氏を雇った。このタイ市場で起きている事は戦争だ」と語気を強める。
「日系メーカーはアナログ時代を引きずっており、決断が遅い」日系企業の水先案内人として知られるサハ・グループのブンヤシット・チョクワタナ―会長は警笛を鳴らす。
BYDは祖業の電池に強みがあり、世界で低価格を武器に販売台数を伸ばしている印象でもありますが、並行して物流網の整備や車両の機能性・デザインの進化にも抜かりがありません。まさに力でEV市場をねじ伏せようとしているのが実態だと思います。弊社においても時代の変化が続くなか、電気工事に関するあらゆる事を内製化し、より速く、より低価格で、より多くのお客様に貢献できればと考えております。