日経平均株価、歴代3番目の下げ幅

7日の東京株式市場で日経平均株価は3日続落し、前週末比2644円00銭(7.8%)安の3万1136円58銭で終えた。約1年5カ月ぶりの安値となった。トランプ関税に対し、4日夜に中国が米国からの全ての輸入品に34%の追加関税をかける報復を発表。貿易戦争の激化懸念から市場心理は一段と悪化した。

日経平均の下落幅としては、日銀の利上げ路線への警戒に米国景気悪化懸念が重なった2024年8月5日(4451円安)、ブラックマンデー翌日の1987年10月20日(3836円)に続く歴代3番目の大きさとなった。と日経記事にあります。

前週末4日の米株式市場ではダウ工業株30種平均が前日比2231ドル(5.5%)安の3万8314ドルで引けた。週明けの東京市場では取引開始直後はほとんどの銘柄が「売り気配」となり、値段がつかなかった。日経平均採用銘柄全ての値段がつくまでに取引開始後から約30分を要した。市場参加者が買い注文を手控えたことによる流動性低下も下落に拍車をかけた。個別銘柄では安川電機(20%安)やフジクラ(16%安)などの下落が目立った。

日経平均株価の予想変動率を示す日経平均ボラティリティー・インデックス(VI)は一時60に迫り、約8か月ぶりの高水準をつけた。前週末の35から大幅に上昇した格好だ。

このまま株価が下がり続けるとは思いませんが、アメリカの関税政策が国際協調路線に譲歩するとも思えません。混とんとする世界情勢を感じる日々ではありますが、歴史を振り返った時にどんな結末に落ち着いていくのかを、自分なりの尺度で感じていきたいと思います。