銅・アルミ製品 需要拡大

銅やアルミニウム製品をつくる業界団体が相次ぎ、2025年度に需要が拡大するとの見通しを発表した。認証不正問題で低迷した自動車生産の正常化が追い風と見込む。ただ、トランプ米大統領による関税政策を織り込んでおらず、今後の需要に悪影響を及ぼす可能性がある。と日経記事にあります。
日本伸銅協会(東京・台東)がまとめた25年度の伸銅品の需要見通し(生産ベース)は、24年度見込みに比べ5.4%増の67万4300トン。2年連続のプラスを予想する。最も生産量が多く自動車用の端子・コネクターや半導体リードフレームに使われる銅条は、国内の自動車生産の回復を見込む。半導体分野も生成AI(人工知能)の普及に伴うデータセンターや、スマートフォンの世界需要の拡大で引き合いが強まるとみる。
銅条以外も回復基調をたどるとし、全14品種が24年度見込みを上回ると予想した。

もっとも両協会の見通しには、トランプ氏が進める関税政策の影響は織り込まれていない。日本伸銅協会は「9月に公表を予定する中間見通しでは、影響も精査する必要がある」と注視する。とあります。
銅の出荷が堅調との見通しという事は世界経済の先行きは明るいはずなのですが、トランプ関税の影響力は大きいですね。世界の株価も乱高下しましたが、相場で得をした方も多くいらっしゃると思います。一様に悪くなる訳ではなく、考え方なのだと思います。