キーエンスがEC開始 他社製も販売

キーエンスが子会社を通じてファクトリーオートメーション(FA)関連部品を扱う電子商取引(EC)を始めた。他社生産の部品も扱っているもようだ。センサー機器など自社開発品を顧客に直接販売する利益率の高いビジネスモデルを築いてきたキーエンスにとって異例の新規事業となる。と日経記事にあります。
完全子会社のメイカーズ(大阪市)が開設したECサイトで販売するのは、機械の接続部品として使うアルミフレームやボルトから油圧ホースまで多岐にわたる。工場や倉庫作業の自動化に使うロボットや制御機器に使われる製品が多い。キーエンスによると同社のセンサー機器などはメイカーズでは販売しておらず、基本的には他社が生産した部品を扱う。

キーエンスは営業担当者が顧客の実現したい目的を聞き取りながら、コンサルティングを通じて生産性の向上につながる商品を販売してきた。新商品の粗利率が8割を超えるとされるキーエンスにとって、利益率がそこまで高くないとみられる部品販売は異例の新規事業だ。
キーエンスは新規事業の狙いについて「顧客への付加価値向上にいかに貢献できるかを、キーエンスグループとしては大切にしている」と説明する。これまで顧客企業の生産性改善などを付加価値と定義してきた。製造現場の効率化を急ぐ顧客企業に幅広くサービスを提供する。顧客との接点が広がれば、キーエンス製品の販売拡大にもつながりそうだ。
なるほど、成長する為に必要な経営判断と理解致しました。