サイゼリヤ、中国が稼ぎ頭

サイゼリヤが中国を中心とするアジアで快走している。9日発表の2024年8月期連結決算は純利益が前の期比58%増の81億円と大きく伸び過去最高となった。けん引役は中国。倹約志向が強まる中で低価格メニューが人気で地域別売上高では上海や北京などが2~3割伸びた。物価高では逆張りとも言える強みの低価格戦略を磨き国内外の出店を加速する。と日経記事にあります。

「中国事業の営業利益は大きく伸びており今後も成長する。今期は出店をさらに増やしていく」。9日午後、東京都内で開いた決算記者会見で松谷秀治社長は手応えをこう語った。24年8月期の売上高は23%増の2245億円、営業利益も2倍の148億円と好調で14年ぶりに過去最高益を更新した。

稼ぎ頭として存在感を高めているのが中国だ。中国が中心となるアジア事業の営業利益は前の期比38%増の116億円と営業利益全体のうち約8割を占めた。松谷社長はかねて「中国は一部で日本のバブル崩壊後のような状況がみられる。低価格が受けて既存店が伸びている」と強調する。

中国は不動産バブル崩壊の影響もあり、不景気の真っただ中にいる認識で日本の製造業の撤退が多くあるイメージです。そのような状況にチャンスを見出し、事業を伸ばす機会と捉えているサイゼリヤは本物だなーと思いました。大手外食チェーンが相次いで値上げをする中で、価格を据え置いた逆張りの経営がコスト競争力を高めた結果なのだろうと思います。食のユニクロのような存在感ですね。