鉄塔工事にクライマー

送電に使われる鉄塔の多くは高度経済成長期に建設され、老朽化が進む。メンテナンスや建て替えに人手が必要になる一方で工事に携わる事業者は人材不足に直面しており、高さ100メートルを超えることもある特殊な環境で作業できる人材の確保は急務だ。

富山市の平野電業はボルダリングや登山を愛好する若者を対象とした「クライマー採用」を始めた。2021年以降、クライマー採用で入社した若手は20人に上る。と日経記事にあります。

静岡県出身の大隅颯馬さん(19)もその一人で、終業後は同社が建設したボルダリングジムで汗を流す。日本に2台しかないという設備もあり、一般利用が1日2420円のところ社員は無料で利用できる。

競技大会の出場費用を会社が負担するほか、鉄塔工事の閑散期になる冬季に合わせて登山のために長期休暇を取ることができるなどの「福利厚生」も用意し、クライマー社員が仕事と趣味を両立できるよう配慮する。21年の東京五輪ではスポーツクライミングが採用され競技としても注目される中、更なる人材の確保と定着を期待する。